藤澤 昴大
見慣れた風景、日常の中から一瞬の儚さを表現する 藤澤昴大さん
彼の描く絵は、美術の歴史を語る上で外せない画家をリスペクトしたタッチ。
特に今回のメインである3作品は、パブロ・ピカソやポール・セザンヌなどの
構図やモチーフをオマージュした作品でした。
「Realm of the vanity No.1」
「Realm of the vanity No.2」
「Realm of the vanity No.3」
どれも同じモチーフとしている『骸骨』は生と死の儚さを表現。
そして、よく絵を見ると絵の部分と花柄の部分(ステンシル・壁紙)に分かれています。
ステンシル(型紙で形や色を彩る手法)の表現は、現代の消費社会に対しての不安。
壁紙のように表現されているのは、生産主義の象徴と社会的な風刺も込めた作品等です。
この春(2024年)から、大阪で制作活動をスタートさせた彼の今後に期待です!